- タケちゃん:家族棟の棟梁。幼稚園の頃から大工仕事をしていたという。
- トウさん:棟梁の父親、今は棟梁の座を譲った。
- グチ:若手大工。シーダ・バーンに惚れ込んでタケちゃんに合流。
- ユウ:見習い大工として修行中。
- シム:母親棟の棟梁。製材所の近くに在住。
先生と講義準備をしていたある日、「講義で刻み場を見せてあげないと。チア、取材いってくる?」はい!と元気よく答えていたのですが、いつになるかなあ?とのんきに構えていたら、今朝、事務所到着早々、「あとで刻み場行くから」と先生。急な展開にあたふた、カメラとペンとメモ帖持って、先生と車で刻み場へ。刻み場ってどんなだろう?と想像ふくらむ。
しばらくして、目の前に、歩道まではみ出して大きな柱に対峙するトウさん発見!私のわくわくとはうらはらに、大工さんたち、無言でもくもくと作業している。挨拶していいのかわるいのか難しい雰囲気です。気を引き締めて、おはようございますと軽くご挨拶。
CAD図面と大工図面 |
先生と棟梁のタケちゃん、挨拶もそこそこに打合せ開始。事務所のCAD図面と大工さんの大きな手書き図面と大黒柱とを行ったり来たりして、手早く印しが付けられていきます。
ぼーっとみていたら、先生から「白ない?」はっ!修正液!すいません、持ってきてません!「必須だろう」と先生不機嫌。タケちゃん「ああ、ありますよ」、ありがとうございます、恐縮です、、、修正液必携、学習しました。
大工さんのものさし(?)を発見。胴天と書いてある、どうやって使うんだろう?なんだか、美しさを感じます。
刻み場の中、木があふれています。木のトンネルを抜けると、、、その先ではグチが木をカンコン、そのさらに先、外ではトウさんも木を刻んでいて、ユウが手伝いをしています。10Z邸、とても大きなお宅です。あとどれだけの木を刻めばいいのか、気の遠くなるような作業ですが、みんな黙々と着実に作業を進めています。
木の四角のランダムな様子と色とりどりのチョークがきれい。
おや?これはなんですか?事務所に帰って調べてみたら、墨つぼというものらしい。墨を入れて糸を張ってぴんとはじいて線を引く道具。今日は使ってるところ見なかったけど、いつか見てみたい。いったいどういう風に糸をはってぴんとするんだろう?
さて、打合せ済み、事務所に戻ります。「明日のシム棟梁との打ち合わせ、うちのチアが来ますから。」え?!あ、はい、がんばって取材します!
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