10時23分に芦屋を出発し、11時21分最寄り駅着。駅でとろろそばを食べ、09x邸に向かう。道順不安なので、通りすがりのおじさんに尋ねる。よし、間違いないです。途中、ロータリーを回っていると方向感覚が…。地図で何度も道順確認。
まっすぐ歩いていると、大きいお屋敷発見し、あ、09x邸だ!と思ったら間違い。そこを通り過ぎてから見覚えのある塀を発見。こっちでした。12時半前、09x邸到着。13時の約束だが、着いてみると、職人さん既に現場検証中。続いて、中から09xさん登場。「あ、所員さんですね、いま番頭さんと電話で話してたところです。」「はじめましてチアと申します、よろしくお願いします」。職人さん「ここ穴開けて下へ繋ごう思うてますねん、もうそれしかないですわ」。手には何か道具を持っていて今にも修理はじめそうな感じ。「先生確認してから作業に入ってね」事務所出る前、番頭さんに何度も念押しされました。
チア「まず現状のお写真を撮らしていただきます。それと、所長に確認してから作業に入って欲しいのですが、、、お時間大丈夫ですか?」職人さん「んー、ああ、時間は大丈夫やで。」先生に電話するもつながらず。とりあえず写真を撮らせていただく。水が溜まって流れない状態。
案2 |
案1 |
チア「こっち側の勾配は触れないんですか?」
職人さん「この板(鼻隠し)の幅が狭いやろ、ビス打たれへんねん、せやからこれ以上勾配あげられへんし、下げることもでけへんねん。樋が長いからなあ。めいっぱい勾配とってこうやからなあ。せやからこっから穴開けて下へ繋げるしかないわなあ思うで。ある程度溜まるんはもうしゃあないわ、我慢してもらわんと。少しやから、すぐ蒸発しよるしなあ。」
チア「そうですか…でもさっきの案で穴開けたからってほんまに水が流れるように見えないんですけど」職人さん「ここ穴あけたら水全部出てくるわ。いっぺん穴あけてみよか」手にドライバー持って今にも穴開けようとしている…。職人さん、言葉にはしないが、やってみな分からんやろうという感じで、チア、不安。「ちょ、ちょっと待ってください。」と言ったところで先生から電話。案1と案2を説明するも説明つたなくて伝わりません。先生「何かよく分からないけどさあ、あなたの目で見ていいんだったらいいですよ。」うー、責任重大。更にがんばって鼻隠しの厚さのことを説明。「金具は別にはみ出してもいいよ、しょうがないでしょう、それは」ほう。はみ出してもいいのか。「なんでお昼に電話してくるんだよ、もう休ませて。食事します」と電話切れる。
職人さんに鼻隠しから金具はみだしてもいい旨伝える。職人さん「あっ、そう。でも1センチ2センチやからな、そないに変わらへんで、ほなまあ、やってみよか。」縦樋を切ると、ちゅうぶらりんの重みで水が流れました。金具の位置を下げて固定。これがビスで留めれるめいっぱい。
さて、横樋固定できたので、水を流してみる。ゆっくりゆっくりですが、水流れてます。
「念のため、水平器で測ってみてもらえますか?」職人さん、ちょっと面倒くさそうに「ん、おぅ、ええでえー。」チア「これ、水平に見えますけど・・・」職人さん「いや、少しさがっとる。大丈夫や。」うーん。「ほら、こっちの木ぃとも同じや」そっちの木って、関係あるんかなあ、と思いつつ、まあ、水も流れてるし、というわけでとりあえず任務完了。
職人さん「あと接着剤塗っとくわなあ、漏れるゆうとったさかい。」樋のつなぎ目に接着剤を塗る。盛って、手でのばしてという具合に。09xさん「あのー、ここもそれで埋めてもらえますか、蜂に食われて穴開いてしまってねー、何で埋めようかなー、と思ってたんですー。」職人さん「はいはい。」
結局、縦樋の部分これだけ切って補修完了。誰も要らないというので、チア、記念?に持ち帰りました。09xさんといっしょに職人さんお見送り。職人さん「姉ちゃんどこまでや?送ってったろか?」「いえ、ちょっとお宅見学させて頂きたいのでまだもう少しいるんです、ありがとうございました。」
09xさん「いやー、まだ片付け中ですが、どうぞどうぞ。」「失礼します!」事務所以外のシーダバーンは今日が初めてです。広々玄関土間をあがって、リビング、和室と進み、ダイニング、キッチンにおっきなキッチンフード!レストランみたい!階段あがって、寝室、子供室へ。1階と2階をくまなくご案内いただきました。木に包まれて、空気がとてもやさしくて気持ちがいいです。最後、冷蔵庫にお子様たちの写真が貼ってあるのを発見、09xさんご一家のたのしい雰囲気が伝わってきて、なんだかこちらまで幸せな気分に。
帰る前、先生に電話「先生、終わりました。これから戻ります。」先生「今日は直帰ですか」チア「えっ!いいんですか?!」先生「今から戻っても特に何もないでしょう」思いがけないご褒美?に、足取り軽く帰路に着きました。