シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



音楽簿1966年6月18日号






HITTABLE誌は今週号から紙面を変えて続けられている。「太陽はもう輝かない」は「夢のカリフォルニア」に続く、初登場3週目の№1曲。もとはフォー・シーズンズのボーカルであるFrankie・Valliの持ち歌だったが、Walker・Brothersでベスト10には入らなかった、全米ヒット。64年の大№1ヒット「悲しきラグ・ドール」と同じく、Specter Soundと呼ばれるシンフォニックなバックに、骨太のヴォーカルを聴かせるタイプの曲想である。ボブ・クルーとゴーディオの才能の賜物にノックアウトされて、当分は天下が続きそうだ。「キックス」と「アイム・ア・ロック」、来週はもしかしてだが。「ブルー・アイズ」というのは和製ポップスの玄人バンドBlue Cometsによるもので、しぶとく11位まであがってきた。急上昇たぶんAdamoの「夢の中に君がいる」とともに、メロディは完全に失念した。初登場トップ33位の「孤独の世界」は、早すぎたシンガー・ソング・ライター、P・F・スローンの名曲。だが、何故か日本だけのヒットで、ちょっぴり不安で不満な一曲。英名での同名異曲でJulie Goldのグラミー曲のほうが、今現在は有名ではあろう。どちらも引けを取らない、稀有な例だ。