昨今草
さっこんそう
2014年9月9日(火)晴れ。
「寸法のお話・3」
建築にとって寸法は命だが、メートル法のみで育ってきた設計者は、大工のように尺貫法と使い分ける訓練がない。しかし、現場での大工との会話から、メートル法に変換するまでもなく、直接感覚で処理できるようになった。3尺とか4尺5寸、1寸とか5分・・。ところで、学校教育にない尺貫法が、何故生き延びているのか。その優れた感覚性はもちろんだが、スラング(隠語、いわゆる業界内用語)の効用もあるのでは?素人にバレないように仕事するには、バイリンガルがうってつけかもしれない。