シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



廻日録 6月27日 菖蒲の候



2012
水曜日晴れ。早朝ブログの後、ザメ旅館発丹人にて7時50分過ぎ12x邸着。既にサシ左官が色粉をもって入場。上階の方でごそごそ誰かがいる。兄と二人でやってます、という。パーフェクチン赤の代わりにパーフェクチン調合色№7と大きくラベルが貼られている箱だ。エースモルタルにこの2色と藁を混ぜてハンドミキサーで撹拌。調合は一緒に間違いはないが、11y邸よりも色が大人しく見えるが何故かは?早速西側妻外壁面にとりかかる。トセタイルのトロは昨日に続いて、窓際タイル貼り。サブはポーチの束立て。ワサは小屋裏板モクセンの続き。今日から背面カウンターに立ってオフィスワーク。昨日12y様から依頼されたTV台のスケッチを続ける。壁の様子だが練り混ぜしていた色味より実際の壁塗りの様子のほうが暖かい雰囲気がする。11y邸風ではない。写真で検証してみると、藁の色の違いが出ているようだ。11y邸のサンプルとは違う色出しで、この色でいいんだろうかという迷いが。しかし、もう事は進んでいる。浴室のトロは壁タイルを終えて何をするのかと思い覗いてみると、昨日トセがVP管を切り取ったところにモザイクタイルを貼って見本のようにしている。入り口のアール段差である。図面よりアールが大きいが、どうなるか様子見とする。昼食時、壁のことも気になるし、TV台も気になるしで時間が過ぎて、今日は朝昼抜きになってしまう。午睡もなし。
12x邸 もう一方の納戸パッチワーク壁
昼過ぎ、ワサが化粧板を揃えている。小屋裏の板モクセンが終わったようだ。一番目立たないない壁面だがちょっと気合が入っていて面白い壁になった。本人も、楽しかったですと言う程だ。TV台スケッチ拡大版を描いたり、照明シェードとコード長さの検討。最後の玄関土間でコードの吊場所を検討。サブに残材で腕木器具をつくって貰うようにする。15時前キミ電気2人が来場。月末月初めが忙しいらしい。次週の約束をして、僅かの作業を終えて退場。トロは入口アールの下地造りから、浴槽下の防水材塗布。ここまでやれば完璧。サブはポーチ束建てと格子をきっちり1日で仕上げる。気になる外壁だが、色味は素朴な土色で現地の土とは違和感あるまでではない。11y邸と同じということが目的ではないし、この色は若い家族にはいいのかもしれない。17時過ぎてサブと今後の作業の詰めを相談する。18時前帰路。ザメ旅館泊。惣菜夕食。未明ブログ。

廻日録 6月26日



2012
12x邸 床残材のパッチワーク壁
火曜日快晴。昨日の疲れのせいか、比較的ぐっすりの眠りから早朝ブログ。7時40分駅前蕎麦の朝食の後、ザメ旅館発丹人にて12x邸8時過ぎ着。ムジ板金の若手2人が同時着。板庇の奥付板金の折り返し不足を直す。サブはキッチンレール取付、ワサはムジ板金の後を受けて板庇桟取付。ダリはポーチ扉取付で全作業がほぼ終わり。トセはキッチン、洗面の目地入れとトロは浴室壁タイルの団子張り。浴室のタイルの張り方には二通りある。左官を2度塗りしてタイル圧着はブクタイル方式だが、今回は左官1度塗りでタイル団子張りのトセ方式。どちらがというわけではないが、トセ方式が段取りとしてはよいかもしれない。そのトセがキッチンの目地を塗ると言うので、開口確認としてサブ、ワサでキッチンの重たいホーローシンクの試しセット。ダリは建付け終了して最終点検しながら、溝にシリコーン塗布。蝋も塗っているらしいが、シリコーンの滑りは強力だ。ダリの建付けの軽さはこれによることも大と納得。網戸資料が届いて、打ち合わせ前だが先行して実測を始める。昼前組合のタキさんが差し入れ入場。内部を見ながら歓談。昼食、助六で午睡。14時、12xご夫妻入場。網戸の形式など各所打ち合わせと照明シェード打ち合わせ。その後お二人で建具の柿渋塗りを夕方まで。14時過ぎダリが退場、フェリーで帰阪。トセは洗面所の目地入れまで、珍しく夕方まで1日仕事となる。木部シーリングも。サブはキッチンレールとツマミ付けを終了。隙間調整などきっちり仕上げてくれる。17時45分帰路。久しぶりにパグホテル泊。ダリの帰路が1日早まったため。無料夕食は親子丼だが前回より味落ち。11y邸は番頭詰めで、延べ石工事の最終日で煉瓦移動など。12y邸も現場。シゥー組の基礎配筋型枠工事でバト詰め。近頃の納屋組は目一杯、盛況ではある。

音楽簿1966年8月27日号



例えば3週間前のトップ10と今週では過半の6曲が入れ替わっている。今からすると夢のような時代としか言いようがない。ラジオという機器がどんなに重要な役割をしていたかということも含めて。「カモン・レッツ・ゴー」は全米21位の中ヒットだったが、何と今週の№1に登りつめた。今聞いても単純なロックンロールの魅力は褪せていない。急上昇の3曲。「サマー・イン・ザ・シティ」は、66年を象徴する名曲名演奏。いきなりのイントロ、効果音を入れたり、歌なしフェイドアウトの演奏などポップス・アイデアの宝箱である。「イエロー・サブマリン」も効果音入りの佳曲だったが。「ブルー・アイズ」はShadowsの器楽曲で、この頃はVenturesの「二人の銀座」などと、エレキブームがしぶとく残っていた。フレンチやイタリアンに加えて和製ポップスの台頭など繚乱の時代であった。4Seasonsの「Opus17」というのは、あの「ラヴァース・コンチェルト」の編曲者の作曲ものだが、コード進行を一緒にしてメロディー、歌詞を変えたもの。1回でいいから両曲を同時演奏したところを聴いてみたい気がしている。






廻日録 6月25日



2012
月曜日曇り。早朝5時起床。朝食後慌ただしく5時40分発、電車、電車、飛行機で8時半前着陸。12x邸の最寄駅までの電車を居眠りで乗り過ごしUターン。サシ左官から電話で、土壁風の調合したら真っ赤になっているが?との話。そんなことはないだろうと思いつつ10時過ぎ現場到着。見ると本当に赤土状態の練り混ぜになっている。色粉の箱を見ると「赤」となっている。事情はこうだ。先生からサシにパーフェクチン№7を伝えた。念のために事務所からも書類を送るが、バト作成の内容は№7赤色と書いてあった。調合色のはずがなんで赤色と伝えるのか!電話で久しぶりにバトに激怒。その勢いで、メーカーに電話するとバラ売りは返品しませんとの答え。何十個の返品しないいなんて理不尽覚えて粘りに粘った結果、昼休みに代理店に返すことが出来た。今日の左官工事は中止。一段落すると、トセがキッチン柱巻きしました言われる。中に入ってみると想像以上にピンクが強い。2重の色ショックに唖然。私が1個1個ピンクを外して、トロがアイボリーに置き換える作業をお願いする。今日のノシ組はサブが寝室吹き抜け窓格子。ワサがモクセン最終。
12x邸 無双板の調整
そういえば、ポーチ無双板が出来上がっている。思ったより隙間があったか?いや、隣の面格子と並べばそうでもない。2か所だけサブに取替お願いして合格点。ダリはほとんどの作業終えて、勝手口などの錠前取付から重たいポーチ扉取り付けにかかる。ようやく一段落して、網戸の実測にとりかかろうとしたが、肝心の12x様との打ち合わせが出来ていないことに気が付く。実測お願いしますと頼まれたチアに文句?言って資料送るようにお願いする。17時40分帰路。途中スーパーに寄って惣菜弁当。ついでに郵貯で給料送金。ところが前の女に限って操作不良なのか何度も操作を繰り返し、あげく受話器をとって相談している。たまらず、それってあなたの個人的トラブルじゃないですか?いいかげん後の人に譲ってください、と突っ込む。受話器の女はとうとう長蛇の列になってしまったのでいいですと観念。今日はお疲れの一日だった。色粉の一件だが、バトがすべて悪いわけでもなく、大正時代から変わっていないメーカーの表示の仕方も問題があったようである。ザメ旅館泊。11y邸はバト詰めで延べ石工事2日目とクム大工の復帰。

廻日録 6月24日



2012
CB南面
日曜日曇り。遅めの8時前起床、朝食。久しぶりに小屋裏書斎に。メゾン設備検討。給湯器の配置とFFの経路。水廻りの換気経路を1件ごとにチェックする。昼前、会社電話が鳴る。こういう場合いい連絡はほとんどないが、番頭も買い物に出かけて留守につき受話器を取る。案の定、11y邸近隣の方からクレーム。境界から土中、コンクリートがはみ出しているらしい。真偽のほどは?だが、早速除去の段取りすることを伝える。昼食は番頭の手作り天ぷらと10割ざるそば。ここのところ遠方現場が続き、毎日ほとんど外食か惣菜なので、「手作り」という当たり前の言葉を書いてしまう。午睡の後、設備のうち、新規ガス管の引き込み検討。1年半前の某社の見積書を見つけ出して拾いをチェックする。半ば国営企業のようなガス会社の工事単価によって、かなり高額になることは避けられない。夕食は小若家族と。お刺身とか茄子炒めなど。食後小若と風呂遊び。

廻日録 6月23日



2012
11y邸 延べ石敷き


土曜日晴れ。朝食の後マッサージ機。8時前プロシードにて11y邸。今日は外構延べ石敷きで、早朝からバト詰め。しばらく端部の詳細を木材で原寸位置決め、ポーチ横の雨水枡廻りをイメージしておく。やがてブク斡旋の工事屋3人がユニックで到着し、続いてブクも。とりあえず下地拵えということで、デジカメなど忘れたこともあって一旦帰路。早い昼食は番頭手作りメンチカツ。午睡の後、新アルトにて11y邸再び。11y様も入場されて、バトと石積み作業をチェックする。300キロはあろうかという御影石は今はもう流通していないそうだ。思った以上に迫力のある20数本。人間の知恵では適わぬことと感謝。14時半過ぎ、お先に失礼してメゾン会合へ。先日実施したアンケートの読書会開催に関連しての準備会議である。元気のいい女子組6人。話の途中で、音楽防音室とかジム、薪ストーブなどのアイデアが飛び出して大いに盛り上がる。17時半、またお先に失礼して、途中拾った小若と帰路。小若家族と別れて、夕食は昼の番頭手作りアジフライ。一旦就寝して、24時目が覚めてHITTABLEコメントをチアにメール。

音楽簿1966年8月20日号







HITTABLE誌も創刊半年を経て益々充実してきた。毎週の赤い字で記す上昇曲が最近は20曲前後となって半端じゃない。完全無風な昨今から比べるとどれだけ胸躍るワクワクの毎週だっただろうか。でも高校2年生と言えば受験勉強の最中、水泳部の主将もやっていたんだから、たぶん大忙しの毎日だったんだろうね。特にチャート発表の前夜金曜日とか土曜日は・・。そういえば水泳と言うのも、毎日、1分何21秒8などという数字に酷暑の毎日一喜一憂していた、数字がすべての世界だった。チャート付けも結局は順位と言う数字。逆に言えば、数字と言うものが実体を伴って輝くものだと、当時から薄々気づいていたのかもしれない。「ハングリー」が首位奪取。前作「キックス」は2位だったが、両曲のプロデューサーは「ミスター・タンブリン・マン」と同じテリー・メルチャーだ。こういう作風は日本人には及ばない何かがある。作曲は誰かと言うと、何とバリー・マンとシンシア・ウィルというニューヨークの腕利きプロ作曲チームだった。HITTABLEでいえばミリオンセラー格№1ヒット「ソウル&インスピレーション」など。無数の良曲量産した、別けてもあのバリー・マンだった。「イエロー・サブマリン」とか「サマー・イン・ザ・シティ」も急伸してきた。「アロング・カムズ・マリー」は当時としてはこれで一杯かな。先週の反動か、今週は新曲少なし。「若者たち」は黒沢明の息子がいたんだっけ。












廻日録 6月22日



2012
金曜日雨。早朝ブログに時間取られて、7時半過ぎザメ旅館発。折からの集中雨で丹人が渋滞に巻き込まれてしまい、12x邸現場には8時10分着。ノシ組二人とダリ。サブはルーバーの続き。ダリは玄関建具のつり込みから蝶番付けへ。中1日のワサは今日はモクセン残をまとめよう、となった。モクセンのスケッチを改めてワサに説明するが、最後に板張りのところは本当の端材だけで処理することにした。特に50ミリ材を多用、1階ポーチも50厚の端材利用となって、小屋裏に積んでいた端材積み木の量が、ずいぶん減ったように思う。40厚の長め材は端材とは呼べず、置いて帰るのは誤解の許。最終で持って帰るつもり。昼食、スーパー弁当。郵便コーナーで現金引き出し。ダリの宿泊追加用。
12x邸 ポーチ貫間スケッチ
昼前からポーチの貫の間の端材無双に没頭。飯食いしながら考える。200幅の板材だけでなく、240幅の階段踏板や50角面格子など、また途中で割いた105幅など50厚さオールスターでスケッチ。そのランダムさが、我ながら何とも言えない。15時前12x奥様が玄関錠と差し入れに来場されたので、内部の案内とポーチスケッチをみてもらう。面白い!と嬉しそうな反応いただき一安心。15時、外で木屑粉をざる漉ししていると、遠くの道端の角から大声で「おじちゃん!」と・・。私の姿を見るや「○○にやられた!」と言って、ワーンと泣き出した。見ると顔をぶたれたのか多少赤いが、たいしたことはない。痛かった?一緒にお家まで帰ろうか、と慰めると頷いて、おじさん、僕明日は誕生日などと言いながら落ち着いてきた。道の向こうからお母さんが迎えに来て無事引き渡す。15時の休憩時に明日の作業の打ち合わせを済まておいて、今日届いた照明シェードを小屋裏に陳列する。端材をトランクとバッグに詰め込んで、16時半前帰路。バス、電車、新幹線で21時過ぎ帰宅。

廻日録 6月21日 夏至



2012
木曜日曇り。早朝ブログ。8時前ザメ旅館発、8時過ぎ12x邸現場着。既にトセタイル二人が現場前にトラックを止めて材料搬入。今日はキッチンタイルから。担当職人は背の高いトロ。道路沿いに人がたくさんいる。その中にワサがいたので、今日は化粧板の見切り伝えなきゃ・・いや、そういえば今日はお休みだったと聞いていた。ワサの隣人があいさつに。名刺見れば支店長とある。見学したいとの申し出に、ワサ、今日はお世話役なんだと気づく。差し入れ頂く。それにしても一昨日サブの同僚の夕方見学以来ノシ組の社内で評判が立っているらしい。支店長といっても名刺を見る限りどこの支店なのかわからないが、坪単価とか上棟日数とかきいてくる。こちらも図に乗って標準化とかの説明をしてしまう。ところで、かねがねシンクの開口が小さいと思っていて、バトに最終確認取ると、それは小さいですとの返事で、急遽サブに大きく開けてもらう羽目になった。そのサブは午前中書斎机の横桟など。ダリは3日目の作業。
12x邸 イタリアンタイル20種類を並べる
10時休憩の後、トセの退場後トロがようやく背面カウンタータイル貼り。時々一人パーフォーマーのトロが、イタリアンタイルの裏を眺めながらつぶやいている。見ると番号がついていて、このタイルは手作りのような味を出すため、№1から№20までの形の変化があることに気が付いた模様。結局製作上の理由だけで、貼り方にはほとんど影響なかったのだが。昼食スーパー弁当、中ペットボトルのお茶買い足し、午睡。15時前いつものズカが見学に入ってくる。職人仕事に注意して、手を繋ぎながら内部見学。タイルはアイランドボーダーを1面だけして終了。明日は雨だから休むと言うトロに、やっぱり雨の日は嫌ですか?と聞くと、床が汚れるからだそうな。サブは午後から洗面のルーバーを完成。上下のプロポーションが圧迫感なくてよい。額アジサイのきれいな道路際から17時半帰路。ザメ旅館泊。夕食、いつもの惣菜とビール。

音楽簿1966年8月13日号






「レッド・ラバー・ボール」が▼印を引きづりながら4週連続トップ。「夢のカリフォルニア」以来の快挙である。二人のサイモン。作曲のP.Simonもさることながら、プロデュースのJ.Simonの勝利であろう。どの世界でも「実際」をどう伝えるかが成功のカギなのである。4位の「ハングリー」が次席についたが、何と7位にMcCoysの「カモン・レッツ・ゴー」が急成長してきた。このロックンロール・グループ、50年代曲をリメイクしてヒットさせてきた。「ハング・オン・スルーピー」などはまるでオリジナルのようだったが、今回も当時はそういう思い込みであった。全米では21位止まりの中ヒットだったが。初登場22位のビートルズ、24位のシャドウズ、29位の「赤頭巾ちゃん」、36位の「スイート・ピー」38位の「サマー・イン・ザ・シティ」39位のペトゥラ・クラーク、41位のH・ハーミッツ、44位のエルビス「ラブ・レター」47位の「シー・ユー・イン・セプテンバー」など続々、今週は9曲の強力ニューカマーに恵まれた。長い音楽史でも活気のある1週間だったに違いない。







廻日録 6月20日



2012
水曜日晴れ。7時前ザメ旅館発、丹人にて7時半前12x邸。晴天の空だが、道路が落ち葉で埋まっている。前夜未明の風のすごさを感じさせられる。建物は心配無用で何事も変化なしで一安心。ノシ組2人、ダリにサシ左官が入場。造作はサブがキッチン棚残り書斎机。ワサが浴室天井。外壁サンプルだが、最初は山吹色の色粉で土壁風のもの。次は黒粉をいれたものから、山吹色との混合を2種類。10時の休憩時追加建具搬入。昼前組合のタキさんが女子を連れて差し入れ入場。業者も決まり工事も順調で和気あいあい、職人たちと歓談。昼食助六、午睡。
12x邸 キッチンオープン棚
昼からサシ左官はサンプルの残りで戸袋2度塗り。12x様入場。打ち合わせ多数。納戸の間仕切り、モクセンの入れる箇所、照明位置など小屋裏廻り。タイル目地、壁サンプル色、換気扇グリル、格子とルーバーなどなど。15時前ズカの声がして、12x様と対面。奥に入ろうとするが今日も建具で混雑しているため入口廻りまで。いずれ出来上がりの時に招待してくれるとの12x様の言葉が優しい。キッチンの棚が格好いいですねと、ご主人の言。たぶん1段目の変更が効いているだろう、とこちらも満悦。15時過ぎ、入れ替わるようにノシ組社長が一人で来場。しばし見学される。建設会社にしては大人しい控えめな方である。こういう本格木造はなかなかお客さんがいないとおっしゃるので、でも、現に近くに12x様みたいな方がいますよ、と突っ込んでしまった。しかし、きちっとまとめるサブや黙々とこなすワサを担当としてくれたことにお礼も忘れずに。昨日購入したミニビスがダリ検定に不合格につき再度ホームセンターに。取り換えたものを同行ダリに渡して帰路。一方、本日から12y邸の基礎工事、掘方開始である。こちらはバト詰め。これで現場はガラス入れなど続く11y邸と合わせて、3件という緊張事態となってしまった。・・何とも仕方ない。惣菜とビール夕食。今週のダリ旅館は珍しく盛況で3組以上の宿泊が続いている。夕刻人工表と写真添付メール。12x様から、土壁色など決定メールあり。

廻日録 6月19日 乃東の候



2012
火曜日雨。早朝5時半発電車、電車でエアポート。7時過ぎ離陸で8時半前着陸。急ぎ乗り換えて電車、バスで9時40分過ぎ12x邸着。いつものノシ組2人とダリ建具切込み初日。早朝着岸のフェリーから馳せ参じた遠方ダリである。3日間空けた現場はだいぶ進行している。何より壁下地モルタルまで出来上がり、12x様のベンガラも範囲が増えて外回りの見通しが出来てきた。内部も浴室仕舞や換気扇ボックスリネン棚など、モクセンヒモ打ちも大方終わった。今日はこれからサブが背面カウンター棚、ワサが階段下押入中段などにかかる。建具が既に21梱包昨日に入っているため、ダリはいつもの素早い作業で取り付けていく。建具の場合、常用ではなく1枚単価だからダリのようなベテランの場合は1日人工賃はかなり高い。
12x邸 ダリの4段早業
それでも、専門的な工具で4枚くらいを同一作業としてまとめていく超高速作業を見ると納得してしまう。昼食スーパー弁当、午睡。午後から設備屋カン登場。今日はキッチン配管仕込みで夕方まで。15時前いつもというか久しぶりに「おじさ~ん!」の元気な声。近所の小学1年のズカが、総勢3人で現場に入るがキッチン廻りに工事が集中して、早々に引き上げる。キッチンの棚板は図面に気合が入っていないため、現場変更あり。1段目の長さと位置が不適当なため作業は明日に持ち越し。やはり引違い建具との関係も大事だ。夕方店仕舞い前にノシ組の同僚大工2人が見学させてくださいと来場。感想は、これが本物の木造ですよねという意味合いのものばかり。サブにも、うらやましいな・・と声をかけると、サブは、この現場はノミとカンナしか持ったことがないと、冗談。いるだけで楽しいよ、とまで言うのでこれは真面目な大工の本音。ところで台風が接近して関西はもう通り抜け北陸に抜けるだろうとの情報である。こちらも17時過ぎ、帰路の際に足場シートをどうするかと考えたが、そのままで帰路。ダリをパグホテルに案内して支払い。帰りにホームセンターにて桜すべり用ミニビス購入し、ザメ旅館19時過ぎ着。惣菜とビールの夕食。22時頃からサッシ隙間からヒューヒュー大音量が聞こえてきた。外を見ると雨はないが風が相当きつい。調べると、何と北東に抜ける予定の台風が東方向に外れて、ここも暴風雨圏内に入ってきた。24時すぎくらいまで続くが、もはやどうしようもない。無事を祈るしかないなどと思いつつ眠りに。

廻日録 6月18日



2012
月曜日雨。台風の影響で、11y邸と12y邸の工事が順延して、今日の予定は終日事務所となる。朝起きぬけにメゾンの管理について一議論。肝心の出納業務を管理会社に任せるなんて、根本が真反対なことに気が付く。どんな人でも自分のお金は自分が銀行に出かけて出し入れするもの。でもマンションの管理ではそうしない。管理会社にやってもらう最初の基本が、そもそもが違っているのでは。そのためか、週末からガラス屋とタイル屋の見積もりの決着をつけねばならぬとの自覚が起こる。早朝6時半過ぎにタイル屋の紹介者であるサシ左官に電話。何故高いのかを聞いてもらう。返事ないので再度電話。ガラス屋リカにも電話するが不通。8時過ぎ朝食の際に、タイル屋トセから連絡が来る。結局手間賃は実績から、事後精算でとなる。リカにも再度電話すると、面取りガラスはこちらから郵送支給するから、取付と普通硝子はお願いしますとなって決着。面取りはタラガラスの加工屋がダントツ安く、あとは梱包、運搬の問題だけ。プロシードで持っていくことも考えたが、宅配便が安いことに納得する。早朝からの精神集中で今日の仕事も半分終わった。キッチンタイル巻のタイル発注。さらに10e邸の申請書類用のスケッチを簡単に終えてチアに図面化指示。昼食は暖かいキツネ10割そばで汗が吹き出し、一風呂の後午睡。昨日の樋掃除の続き、通り土間の落ち葉を奥庭に落とす。夕刻10e邸図面添付メールして、19時半番頭とプロシードにてメゾン。理事や委員会の人たち4人+2人で、基本テーマに関して議論。方向はまちがっていないが、お金に関することだし、周知徹底に努めようとなった。近々、マンション長老たちをお呼びして、アンケート読書、読後会を開催することになった。皆益々熱気を帯びてきた。22時前解散。帰宅後お茶飲んで、23時入浴就寝。

廻日録 6月17日



工事屋小若新アルトで
2012
日曜日晴れ。朝食後二度寝してから、樋掃除にかかる。夏蔦の枯葉やクスノキの細かい実のようなものがどっさり。その下にダンゴ虫の幼虫や成虫などがこれまたびっしり繁殖していた。全て奥庭の地面に堆積させて腐葉土化させよう。昼食は揖保の糸そうめん。外食だとこういうものは食べられない。番頭から12x邸タイル屋からの見積書報告を聞いて、手間賃がヤケに高いことを知って、多少気分が重い。16時から番頭、小若と買い物。帰宅後風呂遊びして小若母交えて4人で夕食。番頭の手作り惣菜。

音楽簿1966年8月6日号






▼印が続きながら3週連続№1の「レッド・ラバー・ボール」はしぶとい。順当なら2位の「スィート・トーキング・ガイ」が次週トップだが。「キックス」に続くスマッシュ・ヒットはP・リビア&レイダース。全米では7月30日付6位だがHITTABLEでは勢いがある。「アイ・ソー・ハー・アゲイン」との次週アップ争いに興味が出る。全米で7月16日から今週までトップを引き継いでいる「ハンキー・パンキー」と「ワイルド・シング」はコテコテのビート・ポップスだが、大人しフォーク慣れしたHITTABLE誌ではなかなか抵抗感が強く、下位に潜航中。どちらもシンプルな佳曲につき、一層の奮起を期待したい。





















































































廻日録 6月16日 梅黄の候



2012
土曜日雨。7時前起床、朝食の後マッサージ器。12x邸ガラス屋からの見積書をチェックしたが、やはり面取り加工が高い。番頭、バトと減額案など考える。昼食は番頭てんぷらで暖かい10割そば。午睡の後、メゾン資料を揃えていると、12x邸のタイル屋から見積書送ったとの連絡あり。さらに出掛け際にガラス屋のタラが見積書持参に来訪。どれも見る時間なく、プロシードにて14時前メゾン着。ワークショップの開催。コンサルのリトさん含めて約8人出席。昨今の諸問題で1時間。設備改修と管理会社検討と予算で1時間。何やかやで17時前リトさん退席。なおも18時前まで熱心な、しかし楽しいひと時。夕食は小若家族と高級惣菜。19時帰路。ロフからFF給湯器吸排気筒は7m3曲りまでとメールあり。16号問題と併せて週明けの攻防が予想される。夕刻ブログ。

廻日録 6月15日



2012
11y邸 面取りガラス入れ
金曜日晴れ。昨夜遅くの帰宅のせいで7時過ぎの起床のあと、マッサージ器に揉まれてからの朝食。10時発新アルトにて設備屋ロフとのメゾン打ち合わせ。2回目の今回は建築屋も帯同してもらって設備廻りの総合的打ち合わせ。各戸のパイプシャフトを覗いて現状調査をするが、同じシャフトでもそれぞれ表情が違うことを感じる。建築は生き物である。12時半帰路して、番頭、小若母と昼食。12x邸大工サブの進捗を確認。午睡。13時過ぎ11yさまが現場に来られたとバトから一報あって、急ぎ新アルトにて14時半現場着。久しぶりの11y様とレンガの並べ方など打ち合わせ。ガラス屋のタラと設備屋のゴタが器具取り付けている。15時半過ぎ、11y様退場。その後各所見て回り、16時半バトと帰路。メゾン資料として、各階平面図の拡大版をチアに出力依頼。夕食簡単スパゲッティで風呂に入ってそのまま就寝。

廻日録 6月14日



2012
12x邸 端材を小屋裏に集めて積み木整理
木曜日晴れ。早朝ブログで7時40分ザメ旅館発。駅そば店でキツネそば。やはり蕎麦は関東のダシとネギがたまらないが、塩分過多にはくれぐれも。丹人にて8時過ぎ12x邸現場。サブが昨日のうちの合板2枚追加分とガン釘を立替購入してくれた。今日はサブが背面カウンター据え付けからサイドの縦格子の袖壁製作。ワサは敷鴨居加工。ポーチの面格子と開き扉について、バトから問題点の報告あり。電話を受けながら早速、勝手口の養生ベニヤにスケッチを描いて決定。来週から左官や建具のスペースが必要となって、スペースを脅かしている残材を整理することになった。大量の板端材は全て小屋裏の8畳スペースに。厚さと幅が同じだから整理して積むだけでも相当の効果がでた。雑物も外回りに出したりして、1日があっという間に過ぎる。サブは背面カウンター袖壁片側終了。ワサは昼から浴室仕舞の点検口づくり。17時過ぎ丹人を敷地内に収容して、17時22分のバスで帰路。電車乗り継ぎ悪く、19時新幹線駅。駅弁購入して19時半前発車。購入時の確認不注意で喫煙車格安指定席内、ブログ。24時前帰宅。