「レッド・ラバー・ボール」が▼印を引きづりながら4週連続トップ。「夢のカリフォルニア」以来の快挙である。二人のサイモン。作曲のP.Simonもさることながら、プロデュースのJ.Simonの勝利であろう。どの世界でも「実際」をどう伝えるかが成功のカギなのである。4位の「ハングリー」が次席についたが、何と7位にMcCoysの「カモン・レッツ・ゴー」が急成長してきた。このロックンロール・グループ、50年代曲をリメイクしてヒットさせてきた。「ハング・オン・スルーピー」などはまるでオリジナルのようだったが、今回も当時はそういう思い込みであった。全米では21位止まりの中ヒットだったが。初登場22位のビートルズ、24位のシャドウズ、29位の「赤頭巾ちゃん」、36位の「スイート・ピー」38位の「サマー・イン・ザ・シティ」39位のペトゥラ・クラーク、41位のH・ハーミッツ、44位のエルビス「ラブ・レター」47位の「シー・ユー・イン・セプテンバー」など続々、今週は9曲の強力ニューカマーに恵まれた。長い音楽史でも活気のある1週間だったに違いない。