昨今草
さっこんそう
2014年11月17日(月)晴れ。
「傾斜側廊・2」
Kbt神社の側廊は長いだけではなく、中央部分が低く両端が高いアップダウンの傾斜がついている。各社は埋め立てで平坦になっているが、谷あいをを横断するように渡されているためであろう。ふと、大学時代の講義のことが思い出された。ニューヨークの空港に建築家サーリネンのTWAターミナルというのがあって、いわば太鼓橋風の渡り廊下がある。先が傾斜で見えないので、思わず先に進みたくなる。人間の心理を利用した巧みな設計だという。この話だけ、印象に残っている。今なら先生にこう言える。「それなら、Kbt神社の側廊のほうが先です。初めは下りで足早になるから、こっちのほうがもっと強烈ですよ。」