昨今草
さっこんそう
2014年10月26日(日)晴れ。
「カラダ・・足もとが大切・その4」
大工、特に棟梁は頭が良い。細かい墨付けはもちろん、のこぎり使いはとてつもなく器用。その上にカラダも強い。力仕事をしないと気がすまないというようなもの。そんな人たちが履いているのが、地下足袋である。担いだり、鳶をする際の、大きな役割をする親指だけが独立していて、他の4本指はまとめて扱う。日本人の知恵、ある意味合理主義である。一方、5本指は1本1本に自由が与えられている。手間もかかれば価格も高いが、そんなことは気にしない。さすがヨーロッパの本家、イタリアなのである。