シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



随想誌-音楽120107



随想誌では極力楽曲紹介をセーブしてきたが、(許すときりがなくなる)今回第2回目である。


5時と比較的早く起床したので、目覚めの朝にパソコンでyoutubeを開き、音楽を適当に聞きまわしていると、何故かPeter Gabriel の静謐かつエモーション溢れる歌に到達。彼のことはよく知っているようで知らなかった。初めて聞く歌だ。PGは言わずと知れた前期GENESISのリーダー、ボーカル兼ソングライター。後期はフィル・コリンズ達に譲り、これは脱退後の1枚目のアルバムに入っているようだ。自分はジェネシスのかなりマニアックなファンだったのに、そしてPGの脱退を悲しんだ男だったのに、彼の1978年独立1枚目はスルーだった。さしもの音楽少年もその年代は音楽オンリーとはいかない心身ともに働き盛り。レコードへの執念は衰えていたのだが。


34年前の楽曲は「Here Comes The Flood」。コメント欄に誰かが・・Nipponと書いてある。神よ大洪水が来るぞ!・・そうだ昨年は東北の大津波の年だった。公表は今年だが、アクロポリス(海上都市)を掲げた菊竹先生が亡くなられたのはその昨年末だ。何ということか!。Youtubeには2010年のライブも収録あって34年後のPGはさらに渋みを加えて祈るように歌っていた。しかし、やはり若き日の勢いは格別だ。色々なライブを聴いてきたが、これで他のアーティストも皆吹っ飛んでしまった。一聴とっつきにくい旋律も、彼の超越的な個性が惹きつけて止まない。良いも悪いも朝から考えさせられるひと時であった。