あらすじ
フェリーで遠方に行き来する現場の基礎工事は一筋縄ではなかった。しかし地元の顔とでも呼ぶべきオヤジに導かれ徐々に道が拓かれていく。
主な登場人物
オヤジ:基礎屋の社長兼親方。口も手も動きが速い。基礎工事幕の主役。
ブル:型枠職人、おっとりしている。
午後は引き続き、型枠固定の作業。こちらはいよいよ迫ってきたコン打ちに備え、アンカーボルトのチェック。いけこむに当たって、やはり点検口の補強筋が邪魔になっている。番線や小石でスペースを広げたりする作業にかかる。場所は5,6箇所だが疎な倍はあるので一苦労。それぞれ通り芯番号つけて記録する。
15時過ぎオヤジ登場。ブルと話し合っている。「先生、ここ見てください。型枠が墨より内側に入ってるけん、150幅とれてません。これどうします?ちょっとぐらいの誤差しょうないやないか。悪い施主あたると、こういうの見てクレームつけてきますからね。そらっ!やっぱりやりなおししないと。あっちのほうにも150取れてないところありましたよ。ここですが。こんな、中央のところは上のこのサンギ打ち直せば簡単に直るけど。角のところは・・。大工さん、やらないのか。丸のこもってるか?わしがやるけん。」といったん型枠を取り外して、直し始める。ブルもしぶしぶ反対側をはずして同じように。両端直ったところで型枠工事は終了。16時半退場。事務作業等終えて、17時半帰路。
実は日中、フェリー乗り場に無料駐車場はないのかときいたところ、新門司にはあるという。昨日のスリーブ騒ぎで、現場到着の遅さを痛感したため。これはラッキー。直接プロシードで乗り付けられるのだ。コン打ちの朝は7時半には到着できるだろう。プロシードにて18時フェリー乗り場。あすは一日現場は休みである。