シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



現場速報-10Y邸1日目午後、基礎工事


午後からは移動雲が出てきて時折日陰となり風も吹いてそこそこ車内でもしのげる。次の現場予定である10Z邸担当の事務所Nさんがこの工事の墨付け刻みをしている棟梁との折衝も担当していて質疑を受けて解決案をメールで打ってきた。基礎工事と材木加工が同時進行しているときが、一番決断しやすいので、このようなやり取りは頻繁となる。主に半柱の位置や梁柱の仕口などの詳細話。速やかに返事して、棟梁に伝えてもらう。上棟日の相談もあって、3週間過ぎの月曜日からと決定。その日に前後して関係の諸工事の注文書等は事務所Iさんが段取りしてくれることとなっている。

掘り方が軌道に乗ったようなので、周囲の安全に気をかけることに。まず前面道路対策だが、場外搬出のダンプが歩道乗り入れして舗装が傷つかないようにと鉄板2枚用意してくれた。道路から勝手に敷地に入らないように柵と標識が必要なので、親方に相談したところ、頭領が作っていた土留め板に事務所で用意した立ち入り禁止テープを張って完成。このへんの配慮は設計者としては苦手な部類、工事屋さんの常識的な機転感じるところである。出入り口部分はコーンに寅バーをかけた。そこに事務所で用意した立ち入り禁止テープを張って完成。こうして現場も一段落。先ほどの月極ガレージの契約に再度駅前に行く。申込金なし、保証金・礼金なし、日割り計算など好感度高い不動産屋さんでよかった。

現場に戻って事務所Sさん、Yさんとも連絡、10Z邸設計図・ホームページのメンテ等の相談。現場終了支度にかかったなと思ったら、やはり17時ちょうどで退出。3、4日仮設水道水がきていないので舗道掃除は箒とスコップだけで、マアマアの片付けか。帰り際、北隣の奥様が玄関先から現場をしげしげご覧になっているのを横目に退場。駅より電車で帰路に。いつものことながら初日は慌ただしく過ぎ去っていった。
(つづく)