シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



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随想誌-音楽120107



随想誌では極力楽曲紹介をセーブしてきたが、(許すときりがなくなる)今回第2回目である。

日々の想い


311日に発生した東北地方太平洋沖の大地震と
それにともなう大津波において亡くなられた方々に哀悼の意を捧げます。

避難を余儀なくされている皆様には一同、心よりお見舞い申し上げます。
また、電話等がつながりにくく、ご連絡差し上げられない皆さまのご無事を、
ただただお祈り申し上げる次第です。


納屋組においては、住宅の仕事に追われ多忙を極めています。

殊に、遠方での工事監理にもかかわっているため、
3月~4月の入居準備の時期と重なってきました。

ブログの更新が年初より滞り、皆さまにはご心配おかけしていますが、
日々、心底疲れるまで仕事の方に傾倒しています。

いろいろな想いが頭をめぐり、あっという間に一日が過ぎてゆく日々です。
なにとぞお察しいただければ幸いです。


市居 博



新年のご挨拶




 新年明けましておめでとうございます。年末年始あっという間に時間が流れて、ほんとに遅いごあいさつになってしまいました。年始に思いを馳せたことをお伝えします。

 昨年、鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏が強風のため倒れたという話がありました。関係する方々の処理がよかったせいか、その切り株から「ひこばえ」が出てきたと、年始に新聞で拝読しました。

 そういえばやはり昨年シーダ・バーンの楠の古木の途中から、こちらは倒木ではなく約100年は健在なのですが、一斉に若い枝が出ているのを、家内がこれは「ひこばえ」というのよと、話をしていたのを思い出しました。

 「ひこばえ」・・たぶん「彦生え」と書くんでしょうか。私は古い大木から勢いよく新しい命が育っていく様を毎日、まじかに見ているのです。年を重ねてくると今までのようには無理がきかなくなって、体をいたわることも大切なこととなってきました。しかし、孫の「小若」の成長やこの「彦生え」の緑を見て、今年もエネルギッシュに活動していきたいと思うこの頃です。

 本年もどうぞよろしくお願いします。

市居 博 


随想誌-音楽101011


久しぶりにある雑誌社の編集部に挨拶がてら立ち寄った時のことである。突然の訪問にもかかわらず、運よく編集長もいらして、スタッフの方々とともに快く迎えていただいた。編集長、開口一番「今若い人たちに受けているのは白くてモダンな木の家と思っているところが、市居さんの作る家は全体に暗いし白くないよね。どういう魅力があって依頼がくるんですか」と尋ねてきた。そこでいろいろ思いついたことを話したのだが。なんとなく一同腑に落ちないよう。今後もその辺りを突っ込んでくれるという。でも、たとえばボクサーにどうしてそんな戦い方ができるのかと問うても、言葉にして返事ができるものではないのと同じ。わかりやすい説明なんぞ無理というものだ。とっさに、私は中高の思春期にアメリカ文化とくに60年中期の音楽の洗礼を受けているので、木造の、当然日本風伝統的テイストにそれらのセンスがミックスされているのではないかという思いも伝えた。当時ビルボードというヒットチャートを賑わしたポップス、若者のはやり歌にはまり込んでいた私・・。

この連休に時間の余裕ができて、60年代グラミー賞作家ジミー・ウエッブの96年作CDを、マイブームで聴いている。今年彼は64歳で新作を出しているというが、最近ちょっといいなと思う「If these walls coulud speak」などを何度も聴いている。これは50歳の作である。他にも数々の名作を生み出してきた、息の長いという意味も込めて、現時点で私のもっとも尊敬する音楽家。「音楽の殿堂.com」というホームページをみた。「ジミー・ウェッブの音楽は、非常に洗練されてているとともに、どこか素朴な味わいが同居しており、思わず胸にギュッと来ます。遠いアメリカの風景をイメージするような、なつかしい気持ちになるんです。」とオーナーが感想を述べている。「洗練、素朴、遠いアメリカの風景」。わかりやすく言えば

「遠いアメリカの風景」→大草原の小さな家→アーリー・アメリカン・ハウス

シーダ・バーン:杉の納屋というのもそんなところから名づけられたのである。ジミー・ウエッブは今や作詞作曲だけでなく弾き語りの名手であるが、ここはカントリー系シンガー ナンシー・グリフィスの歌う「壁が話せたら」を視聴してみることにする。壁、部屋、窓などの言葉を織り込んだ独特な曲想が「遠いアメリカの風景」解釈の一助になればと思う。(101011阪九フェリーにて)