64年のBritish Invasion 英侵略、米反攻の65年を過ぎて、絶妙のブレンドが1966年なのである。67年は熟成して68年出涸らしという米英ポップス音楽史観はどうだろう。その66年2月創刊のHIT TABLEも、はや1か月目の第5号。
やはり登場3週目にして№1は「夢のカリフォルニア」。全米では3位止まりだったが、こうなるとHIT TABLEでは何週間保てるかという興味が・・・。今のところ強力なライバルは2週目11位の「早く家に帰りたい」くらい。それにしても同じS&Gの「静寂の音」が2位、しぶとい。2009年のライブでもインパクトの強い「音」ではあるが、正直しんどかった。3位の「桜の木に桃はならない」は肝心のメロディを忘れていたが、これもYoutubeで簡単に思い起こせる。全米ではJustUsというグループで5月に34位まで。日本では「谷間に三つの鐘が鳴る」がヒットしたBrownsによる、根強いフォーク・ソング。時代が変わったといっても、日本ではまだまだ生き残っていたわけである。10位の「ビートでOk!」は製薬会社のコマーシャルソングらしく小気味の良いインストで2月5日全米3位。大ヒットである。これは日本ではベンチャーズが演奏したくらいで、流行らなかったから自分だけの密な楽しみの曲となった。こういう曲を今後「蜜楽曲」と呼ぶ。12位「夢の蝶々」もフォーク・ソングだが、ニュー・フォークの草分けかな。佳曲で、3月12,19日全米5位。しかし他のブログにもあったが、こういう味わいのある曲は日本人が苦手とするらしい。知名度ゼロで、これも蜜楽曲。14位に下降したイエスタディ風のミック・ジャガーだが、28位初登場がスゴイ。その名も「19回目の神経衰弱」。彼、もう70前じゃないか?不相応の動態には脱帽しかない。