シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



廻日録 6月19日 乃東の候



2012
火曜日雨。早朝5時半発電車、電車でエアポート。7時過ぎ離陸で8時半前着陸。急ぎ乗り換えて電車、バスで9時40分過ぎ12x邸着。いつものノシ組2人とダリ建具切込み初日。早朝着岸のフェリーから馳せ参じた遠方ダリである。3日間空けた現場はだいぶ進行している。何より壁下地モルタルまで出来上がり、12x様のベンガラも範囲が増えて外回りの見通しが出来てきた。内部も浴室仕舞や換気扇ボックスリネン棚など、モクセンヒモ打ちも大方終わった。今日はこれからサブが背面カウンター棚、ワサが階段下押入中段などにかかる。建具が既に21梱包昨日に入っているため、ダリはいつもの素早い作業で取り付けていく。建具の場合、常用ではなく1枚単価だからダリのようなベテランの場合は1日人工賃はかなり高い。
12x邸 ダリの4段早業
それでも、専門的な工具で4枚くらいを同一作業としてまとめていく超高速作業を見ると納得してしまう。昼食スーパー弁当、午睡。午後から設備屋カン登場。今日はキッチン配管仕込みで夕方まで。15時前いつもというか久しぶりに「おじさ~ん!」の元気な声。近所の小学1年のズカが、総勢3人で現場に入るがキッチン廻りに工事が集中して、早々に引き上げる。キッチンの棚板は図面に気合が入っていないため、現場変更あり。1段目の長さと位置が不適当なため作業は明日に持ち越し。やはり引違い建具との関係も大事だ。夕方店仕舞い前にノシ組の同僚大工2人が見学させてくださいと来場。感想は、これが本物の木造ですよねという意味合いのものばかり。サブにも、うらやましいな・・と声をかけると、サブは、この現場はノミとカンナしか持ったことがないと、冗談。いるだけで楽しいよ、とまで言うのでこれは真面目な大工の本音。ところで台風が接近して関西はもう通り抜け北陸に抜けるだろうとの情報である。こちらも17時過ぎ、帰路の際に足場シートをどうするかと考えたが、そのままで帰路。ダリをパグホテルに案内して支払い。帰りにホームセンターにて桜すべり用ミニビス購入し、ザメ旅館19時過ぎ着。惣菜とビールの夕食。22時頃からサッシ隙間からヒューヒュー大音量が聞こえてきた。外を見ると雨はないが風が相当きつい。調べると、何と北東に抜ける予定の台風が東方向に外れて、ここも暴風雨圏内に入ってきた。24時すぎくらいまで続くが、もはやどうしようもない。無事を祈るしかないなどと思いつつ眠りに。



小若新幹線
2011
日曜日雨。11b様ご夫婦第2回ご見学とご契約10時~13時 軽食








2010
土曜日
10x邸 十和田石水分吸収実験









2009
金曜日

09y邸 クム大工出張












2008
木曜日
08y邸 造作大工




2007
火曜日
07x邸 建具切り込み続く