シーダ・バーンのブログへようこそ。
これから家を建てようと思う人に伝えたい建築家の日々の仕事ぶりを綴っています。
学生さん、社会人の方々にも参考になれば幸いです。
なお、当ブログでは、人物、場所、日時等が特定できるような表現を控えています。



音楽簿1966年7月9日号






「孤独の世界」が登場4週目の№1となった。作者P・F・Sloanはもともとサーフィン音楽の作曲家で、時流に乗ってフォーク・ロック風なキュートな作品を連発した。HITTABLE誌創刊1966年2月19日号の№1は「あの娘にご用心」は彼の作品だし、1965年秋の全米大ヒット「明日なき世界」も超有名。今でも「You Baby」「A Melody forYou」「I Found A Girl」「Let Me Be」など印象的なフレーズの曲がすぐに思い起こせる。当時は作曲家自身が歌うスタイルは何故か敬遠された中、既にシンガーソングライターを正当に評価するHITTABLE誌だったわけである。もっともBob Dylanは評価しなかった同誌ではあるが。Rolling Stonesの「黒く塗れ」が登場6週目で3位に這い上がったが、2週目の「レッド・ラバー・ボール」が背後に控えている。14位急上昇曲は邦題「真っ赤な太陽」というが、これでは誰もT・BONESのことは想起しない。邦題とか和訳とか紛らわしく厄介なものだ。最後に25位初登場「スイート・トーキング・ガイ」CHIFFONSは60年代初期ポップスの生き残り。でも良質な曲だ。メロデイとかリズムとかコーラス・アレンジとか、時代を超えて心体で楽しめる、これぞポップスの醍醐味のようなもの。それにしても単に商業的消費対象としか見ない日本社会では、こういった曲の評価は余に低すぎて・・。みんなで楽しめたらいいのになぁ。